「吹き矢」は、70㎝~100㎝の細長い筒を吹いて、12cm程度の矢を、約28cm四方の的(まと)に向けて飛ばす標的競技です。「スポーツレクリエーション吹き矢」は、この「吹き矢」を「誰もが楽しみながら続けられるレクリエーション種目」に創意工夫し、改良したものです。安全な吸盤矢、吸着的(まと)、ビンゴ的(まと)をはじめ、用具の種類を多様化することでゲーム性を持たせ、誰もが楽しく吹けるようにした結果、健康・美容効果をも高める結果につながりました。具体的な効果としては、自律神経の強化、脳の活性化、集中力および持続力の向上、心肺機能の強化、計算能力の向上、ストレスの発散、ルール・マナーの遵守などの躾の向上、脂肪燃焼・ダイエット効果、口腔ケア効果などが期待できます。

このようにスポーツレクリエーション吹き矢は、多量の運動量を必要とせず、また競技種目のように過度の緊張を強いずに、必ずしも高度なテクニックを要求されないため、性別はもちろん年少者から高齢者、健常者から障害者まで、幅広くどなたにでも気軽に楽しんでいただけます。このことから、スポーツレクリエーション吹き矢はユニバーサルな生涯スポーツであると言えます。また、スポーツレクリエーション吹き矢は、ゲーム的要素を持たせることが出来る為に、奥深く長く楽しんで頂けます。スポーツレクリエーション吹き矢は、無意識に行っている「呼吸」を意図的に行うことにより新陳代謝が促進され、免疫力が向上するため、高齢者や身体に障害のある方など普段から運動に疎遠な方にも、リハビリテーションとして身体機能の回復に大変効果的な有酸素運動だといえます。

また、スポーツレクリエーション吹き矢は、教育科目としても、運動機能向上、マナー・躾が身につくなど、青少年にとっても幅広い効果があり、メンタルな情操教育活動の一環として小・中・高等学校でも取り上げられ始めました。今後、スポーツレクリエーション吹き矢はますます進む高齢化社会の中にあって、生涯スポーツとして健康づくり、生きがいづくり、認知症予防などにも貢献することが大いに期待されます。

一般社団法人日本吹矢レクリエーション協会 元気なセカンドライフ編集長

河西 信祐日本吹矢レクリエーション協会会長 元気なセカンドライフ編集長Twitter:@fukiyarecblog
1945年生まれ。建築関係の職場に18年勤務し、退職後、2000年の福祉用具貸与事業開始と同時に、福祉住環境コーディネーター、福祉用具専門相談員などの資格を取得し、知人の一級建築士と株式会社UCMを設立。これからの長寿社会では高齢者の一人ひとりの健康維持と、生き生きとした生活を送るためのコミュニティが必要だと思い、誰もが参加でき、簡単で楽しく健康効果のあるレクリエーションとして、2004年に日本吹矢レクリエーション協会を設立。現在、北海道から沖縄までサークル、団体などで、多数の吹き矢レクリエーション会員が所属。